2004年03月18日(木) :
『Shadow Saga』Chapter-2終了(ネタバレ含む)
……ここまでこぎつけるのに、何年かかったんでしょうねえ。 Chapter-1の終了は、2002年の5月でしたよ。 次は三年後かい?(笑えねえ)
『Shadow Saga』自体、オンラインに載せる前から、随分長いこと書いてる話なんで、何でこの章がこういう流れになったのか、正直覚えてないんですが(……)。 確か、一章ごとにハッピーエンド、アンハッピーエンド、と交互にしよう、とか思ってたような覚えがあります。が、一章のあれはハッピーエンドか……? いや、この二章も決してハッピーエンドじゃないですが。 今にして思えば、主人公がいくら完璧超人に見えても、手が届かないこともある、っていうのが書きたかったのかもしれない、とか思ってみたり。 とはいえ、自分はぬるくてなあなあの事なかれ平和主義者なので、あんまり痛かったり辛かったりする展開は、苦手で書けないんですけど(何処が? というツッコミが仮にあっても聞こえません)。お約束好きだし。 だからまあ、ヘレナに関してはあんな結末になってしまいましたが、ハンスでああいう風に救いを持たせてみた、つもりなんですけど。 人間とそれ以外の存在、ってのは前にも書きましたが『Shadow Saga』ではとかくレオンハルトにもカインにも関わってくるファクターなんです。レオンハルトは超人だ! と言われる男ですが、私は彼は人間だと思ってるんですけど。作者だけですか。
ラストは、ちょっと噴飯ものの説教臭い感じがしますが。青臭いです。とにかく、原本の6話以降をもう少し上手くまとめられんか、と……一応、頭は捻ったんですが。当時はそんなに深く考えてなくても、時間が経つとリライトって本当に辛いですねぇ……。 それにしても、異様に時間が掛かってしまうと、「やったー! 終わったー!」という爽快感よりも、「終わった……」という脱力感の方が強いですな……。
さて、次章「滅びぬ夜の夢」は、似非吸血鬼ものですが、全面的に書き直すことが決定しているので、本当に三年後になったらどうしましょう。 でも、ちょっとでもこの話を気に入ってくださった方がいる限り、投げませんから。……生暖かい目で見守ってやってください。
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