超雑務係まんの日記
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「文学」といっても、今はきちんと通じるのだろうか?
いわゆる純文学とは何か?と聞かれた場合、 思い起こすのは学校時代の授業がほとんどではないか。
よくある国語の問題で、 「傍線部の主人公の気持は次のうちでれか?」 「傍線部の作者の心情を○○字以内で述べよ」 といったものがある。
さぁ、これは暗記してたら正解出来るようなものじゃない。
うんん? でも、人の気持を正解・不正解って、さらに人が判断していいのかな。 そんな主観的な事に○×つけていいのですか?
国語で暗記部分は 漢字の読み書き、文法(口語・古文・漢文)、文学史といった感じ。 現代文の読解はセンスといわれることも、けっこうある。
が、しかし。 センスに点数つけていいですか?
ココをうまく説明出来ないと、 みんな国語嫌いになってしまいます。
国語教師の役目はまずココなんです。
例えばヒデの質問はこうだった。 「太宰はわかりますが、鴎外はよくわかりません」
こういう問いは、ちゃんと答えてやる必要がある。 アンタは両方わかってませんね、って。
私も若かった。 でも、ヒデの方がもっと若かった。
(続く)
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