超雑務係まんの日記
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2003年05月04日(日) ヒデ(5)

「文学」といっても、今はきちんと通じるのだろうか?

いわゆる純文学とは何か?と聞かれた場合、
思い起こすのは学校時代の授業がほとんどではないか。


よくある国語の問題で、
「傍線部の主人公の気持は次のうちでれか?」
「傍線部の作者の心情を○○字以内で述べよ」
といったものがある。

さぁ、これは暗記してたら正解出来るようなものじゃない。

うんん?
でも、人の気持を正解・不正解って、さらに人が判断していいのかな。
そんな主観的な事に○×つけていいのですか?

国語で暗記部分は
漢字の読み書き、文法(口語・古文・漢文)、文学史といった感じ。
現代文の読解はセンスといわれることも、けっこうある。

が、しかし。
センスに点数つけていいですか?


ココをうまく説明出来ないと、
みんな国語嫌いになってしまいます。

国語教師の役目はまずココなんです。


例えばヒデの質問はこうだった。
「太宰はわかりますが、鴎外はよくわかりません」

こういう問いは、ちゃんと答えてやる必要がある。
アンタは両方わかってませんね、って。


私も若かった。
でも、ヒデの方がもっと若かった。

(続く)


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