あきれるほど遠くに
心なんか言葉にならなくていい。

2002年07月13日(土) 情熱的。



夜になると涼しい。
前髪が伸びてて、切ってしまいたいような誰かに切ってもらいたいような。
僕は詩を書かなきゃならない。
あのひとにあげる詩を。
でも僕は今、どちらかといえば不幸っていう、たまらないほど曖昧な状況下だから言葉は僕を見放して南太平洋へ飛んで行ってしまった。
何故に南太平洋かは謎。
とりあえずその飛行ルートは限られてるから、そろそろ僕も行って連れ戻さなきゃならない。飛行機をチャーターする余裕はないから、泳いで。人魚と一緒に。
低く唸るクーラーの室外機の吐き出す熱気が今日も暑い。
でも何となく、その前にしゃがみこんでみたりする。
うん。
暑いようでくすぐったく妙に埃っぽい印象な熱風。
そういうつながりで、
今日は日記的詩的記述。
下は、某所に投稿した即興詩。
お題はとかげさん出題。
『温暖化現象とひそかな苦悩』。










拡散の
可能性
バリヤーで護られた内側の
冷めていく星と熱をもつ大気のバランス
均質化
活火山の数
Mt.FUJIは活きていて
少しずつ上がりつづけるグラフの曲線を
南極の氷全部が融ければ海面は50m上昇
その時には北極も融ける
トーキョーシティは海面下に没し
333mの東京タワーを
サンシャイン60を残し
東京湾のヘドロが街を埋めて
なんにも
なんにも期待しちゃいない
たぶんその頃には僕は死んでて
あのひとの子供ぐらいは生き残ってるかもしれないが
あのひとも
生命維持装置のチューブにつながれてなきゃ死んでるだろうから
試算する
コンピュータのグラフ
確率は
限りなく暗く
酸素で燃やす石油と壊れるオゾン
紫外線に焼ける肌と皮膚ガンのパーセンテージ
増殖する細胞と高齢化
すこしずつ消えてゆくささやかな僕達の苦悩
忘却よ 神々の慈悲
人間はすこしずつ壊してゆく
仰ぎみる 水晶の空
閉めきった部屋で愛を交わす僕達が
浅くまどろむ 地平の果て
思い悩むのは
世界中の学者
今朝は
生ゴミの回収日かそれとも











↑おうおうにしてよくあること。

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