あきれるほど遠くに
心なんか言葉にならなくていい。

2002年08月06日(火) 愛情だけで立ち止まらないように、



君に僕の言葉はどうあっても通じないのだね。
いや別にもうどうでもいいけど。



 間違えない間違えない

先のつぶれたボールペンで書き殴る。粘度の高いインクがつながって黒い文字がつぶれる。

 間違いない間違いない

寝不足、じゃない。
ただ自分の畜生さに我慢ならないだけ。
書くことのできない気持ちの多さに震えるだけ。
それだけで頭の中で流れ続けている高音域のメロディーに霞がかかる。

 間違わない間違わない

歯を、くいしばると、
カルシウムの味がする。
血の味も混じる。
アドレナリンが分泌されて、脳内部が熱くなる。あぁ、ブドウ糖が燃焼されているなぁと思う。

昔使ってたみどりいろのペンの字が好きだ。
焦ってなくて好きだ。
むりやりに、波長の一番長い青の光だけを拾ってなくて好きだ。

咳止めのカプセルを呑み込む。
胃の中でとろりと溶ける。
反射的に干上がる喉。
薬液を吹き付けて、喉に血が滲みそうなのを抑える。
乾いた咳を続けているといよいよ喉が腫れあがる。
薬を塗る。
喉の、粘膜は、やがてでこぼこになって朱に染まる。
皮膚の裏側が白くカビているように膨らむ。
痛そうだね、と
あのひとが他人事のように囁く。

もういいよ、
愛情、だけで立ち止まらないように、
僕はゆくから。




↑プライドとかじゃ説明できない。
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今日はなんとなくこんな感じで。
僕の喉はまったく大丈夫です。無事です。
でも一時ひどかった。


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周防 真 [MAIL] [HOMEPAGE]

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