| 2002年08月17日(土) |
去来する、狂おしさ。 |
どこにもないのだ。探しているものは。 どこにもないのだ。求めているものは。 どこにも、 どこにも。
眼を、開くときの、わずかな期待。 わずかな希望。 アナタニハ ワカリマセン アナタニハ ワカラナイ 打ち砕かれる、その時も。 せめてきらきらと、光に染まらず反射して。 心、 なんて、 此処に無くていい。 僕に差し伸べられる美しい手も、僕は感謝する一方で拒みたい。 うつくしい、 モノであればあるほど。
あのひとのゆめをみる。 何度も僕は惑わされる。 ねぇ、本を 僕はあの本を何処に遣ったのだったかな。 きみにあげた本と同じ本。 白く透明な写真を表紙に掲げた本。 いつの間にか本棚から消えて、 僕は何度も探している。 あぁ、 置き忘れた傘も、 置き忘れたノートも、 僕はもう取りに戻ることはなかった。 ただ置き去りに、 して。 それが僕なりの哀しみ方だと、誰か 正当化 してくれますか。
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