あきれるほど遠くに
心なんか言葉にならなくていい。

2002年09月08日(日) 花の種





わけも
わからず
肩の痛みに
目を覚ます

心配しなくていい
埋め込んだその肩は しばらくは痛むかもしれないが
やがてそこからは花の芽が伸びるだろうから
 (その種子はあざやかに芽生えるだろうから
そして時が熟せば花は爛漫に咲き誇るだろうから
 (大きな蕾をつけ燦々と咲き匂うだろうから
その痛みも報われる時が来る
きっときっといつか。

深く植えたのは花の種
美しく気高く麗しい
小指の先ほどの 丸く黒い種子
あなたの身を苗床に生い茂る
心配しなくていい やがて
種は芽生え茎が伸び蕾は花開く
あなたの肩に根を下ろし全身に根をめぐらせ
あなたの身を養分に美しく花は咲くだろう

心配
しなくていい


光る目
その言葉
眠りに落ちて朝 気付けば肩から一筋の





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肩こりがひどいのでこんな詩を書いてみたり。
自分の身が他の生物に蝕まれるのって、なんだか異様に恐ろしいね。




↑誰の眠りも妨げず。
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周防 真 [MAIL] [HOMEPAGE]

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