| 2002年12月16日(月) |
ポンコツのハートのハンプティ・ダンプティ。 |
あのひとの背中を、追いかけられないこの距離が僕とあのひとの間の隔たりだ。 と。 帰りの電車の中でぼんやりと考える。丸めて腕に抱えたコートが何度もずり落ちそうになって煩わしい。 あのひとに主導権を渡すことは決して僕の安楽には結びつかない。 ・・・それはわかっているつもりでも。 ここでこんなふうにぼんやりと考える、僕は甘えるのも甘やかすのも全然上手くない。
あのひとを抱きしめた皮膚からうっすらとあのひとの香水が香る。 あのひとの首筋に僕の噛み痕でも残してくればよかった、なんて見当違いのことを考えてみたりする。 ねぇ、 幸せは 一体どんなモノですか。 僕は今まで、幸せとは恋人と共に在ることだと、少なくともその精神だと、思っていて。 それができぬなら幸せなど考えるまいと、その問いを避けて生きてきて。 『幸せ』 という言葉に 戸惑う、 あぁまだ僕には踏み込めぬ暗がりがたくさんある。
幸せは、 共感だ。 充足感だ。 他人には量れぬものだ。 幸せはイコール幻想だ。
僕がそれを求めねばならぬはずはない!
何故僕はあの時、 「幸せは文旦だ!」とか言って簡単に流してしまわなかったのだろう。 ねェ、こんなにも 欠陥だらけの自分に嫌気がさすじゃありませんか。
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