| 2003年03月25日(火) |
そして憧れを脱する日。 |
泣く。 泣き出したら止まらなくなってしまって、ひたすら泣く。
アイシテル、と思う。 まるで歌詞のような軽やかさで。 不意に口に押し込まれた飴玉のような甘やかさで。
自分の望むモノがこの世に存在しないと絶望する。 それはただの覚悟に似て、そんなに辛いなんて思いはしなかった。 ・・・ただ僕は、それを言葉にして想うのが辛いのだ。 『ありはしない』、と言葉に換えて想うのが辛いのだ。 言葉はそれ自身が固定化された概念で、僕の思考を残酷に削り取る。 その言葉が脳裡に浮かんだだけで身が切られるように辛いのに、どうしてそれを口に出せるだろう。 それでもどんなに泣いても赦してくれない存在は居る。 「もう言わなくていいよ」とは言えないわけでなく言いたくない人。 逃げていけるものなら地球の裏側まででも逃げていきたいのに、僕はそのヒトの腕に囚われたままで。 『泣くならひとりで泣きたい』と言ったはずの僕がぼろぼろと泣く。 泣き声だけは立てないまま身を固くして泣く。 ・・・これでは駄々をこねる子どもと何の違いがあるだろう、と思いながらも。
傷付けてはいけないあなたのために、僕は逃げていかずに必死に声を殺して泣く。
解放。 されたとか、 思わないけど。
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