恋人に教えてもらったアイスを食べる。 口の中で、少し溶けて柔らかくなっていたアイスがとろりとほどける。 新作か何かでキャラメル味が出てた。 あのひとは何してるかな、と思いながら読書な午後。
恋人に、初めて会った日の話を聞く。 ・・・何か文法おかしい、と思われそうだけど。 僕が憶えてないこととか。恋人の視点から見たあの日のこと。 単なる年下のヒトでしかなかったあのひと。 何故僕に興味をもったのかわからなくて。 でもなんだか、あの日は空気がきらきらしていた。
このヒトの恋人になる人は大変だろうな、と思った。 なんとなく。 12月で、薄着をして外に居た僕はとても寒くて、手が凍りそうで。 だけど、 あのひとに馬鹿なことを言ってみたりして。 このヒトの手に触れてみたいと思った。 なんとなく。
このひとを、恋人に、なんて思ってもいなかったと言ったら嘘になる。 だって僕、根っからの浮気性だし。(死 でもそんなことにはならないと、思って。 僕の目が綺麗に見えているといいなと思った。 たとえ僕がどんなに幸せそうに見えてても。 反対にどんなに薄汚く見えてても。
せめて、このひとがずっと幸せに生きていってくれたら、と思った。
あぁこのひとも ぜつぼうのにおいがする
とおもいながら。
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