あきれるほど遠くに
心なんか言葉にならなくていい。

2003年07月16日(水) 祭の夜



今日は祇園祭に行ってまいりました。
僕はもう大学の授業も終わったので、昼間っから浴衣姿のひとと待ち合わせてぶらぶら(笑
梅雨の晴れ間、ひどく爽やかな陽気で、風が良く吹いて気持ちのいい夕べ。
いっぱい買い食いをしました。・・・って言っても数回だけどさ。
なんだかそういうの久しぶりで、シアワセな気分でした。

普段から見慣れた町がお祭り一色になって、普段閑静な町並みが人でごったがえして、祇園祭ってのは不思議だ。
時間を区切ってだけど、車を通行止めにして歩行者天国にしてしまった通りは陽気な顔の人たちであふれて、
与謝野晶子が「こよひあふひと皆うつくしき」と詠ったように、
幾多の提灯に照らし出された人々と町並みはやわらかな光に穏やかにあかるい。
それは燦然と眩しいばかりに光を浴びせかけられた都会ではなくて、あくまで奥床しい行き届くだけの灯りで照らされる人間の営みで。
だから都会では忌まれるべき暗闇も、そこでは安らぎに満ちている。

・・・だから小さく、君に口付けても誰も気付かない。




↑粋だね、粋!
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おみやげに買ってきた、大吟醸の生酒を父親に渡す。
「今年は人出が凄かったよ!」なんてはしゃいでた僕に母親が言った。

「・・・楽しい話の時に悪いんだけどね、」

僕が出かけていた間に電話があったらしい。
僕の、小学校の頃からずっとお世話になってきた恩師の話。
膵臓癌。
2年生きられる可能生は数パーセント。
最後に、知らせるべき相手2人のうち1人が僕で、

母親も赤い目をしていた。






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周防 真 [MAIL] [HOMEPAGE]

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