2003年08月16日(土) |
僕が泣き出しそうなのをあのひとは気付いていたのでしょう。 |
制靴の爪先を、それだけを強く強く見つめた。 明日の話をすることはとてつもなく重くて。 でも希望だとか、それに似た星の光のようなモノが存在することを僕は信じたくて、できるならあのひとにだって信じてもらいたくて、言葉を、 震えそうな喉を抑えながらできる限り淡々と、並べて。
あなたもいつか死ぬんですね、と。 だから。 それでも。
接続詞なんか何でもよくて。 僕が言いたいことなんか初めからあのひとはわかっていたはずだから。 この世の中の最後の一人にまで嘘をついてもいいと思いました。 そんなものです。 そんなものです、さみしくて、 さみしすぎて生きてゆけないと思うことなんか。
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今日の京都は五山の送り火でした。 大文字が明るく燃えていくのが見えました。 でも人多いし! 嵐山にいたんですがね。 ヒトの頭で見えなくて、よっぽど渡月橋の欄干に登ろうかと思いました。 しかし大堰川は水量が多すぎてちょい怖かったです。
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