あきれるほど遠くに
心なんか言葉にならなくていい。

2003年11月01日(土) 飽きた。



せっかくの連休なのに外に出られない。
って、別に監禁されてるわけじゃないから出てもいいんだけど。
でも用も無いし。(一応)
無言の内に留守番を頼まれているようでもあるので。(おそらく)
外に、行きたいなぁ。

家の庭は飛び交う小さな虫でいっぱいで、好きじゃなくなってしまった。

どこか遠くから秋の香り。
何か物を焼いているような。
なんだか少し、ふてくされている自分を感じる。
どこか虚ろな。
どこか満ち足りて。
不平不満ばかり。
胸の中で不意に、涌き上がっては泡のように溶けて。


何かを埋めるように体を動かしてみたりする。
うすぼやけた昼間。
暗くもない夜。
死んでしまう時のことを考える。
どんなに抗っても死んでしまう時のことを考える。
恐怖、が少し理解できるようになってしまっている自分を恐れる。


 **

自分は今この人を殺せる、と思う一瞬のことを考える。
心臓にナイフを突きつけた一瞬のこと。
怯え哀願する相手を見て何を思うかと。
考える。
自分でない他人だったら何を思うかと考える。
笑うだろうか。
手が震えるだろうか。
支配を確信するのだろうか。
絶望を思うのだろうか。

人が人を殺す時、なんて、理解できるはずがないでしょう、と
誰か僕に言ってください。






↑それでも、つとめて何でもない風に。

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周防 真 [MAIL] [HOMEPAGE]

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