傷を付けるだけでよかったんです、って君は まるで僕が知らなかったみたいに泣くから ひとつタメイキ そして息を止めて眠りにつく 君の知らない愛情なんて存在しません 君の知らない宇宙なんて存在しません そう信じ抜いてくれたらよかったのに、って僕は 言葉にならない哀れみで夜を埋めてしまう
愛情はここですよ ゆびさす先にひとつぶの涙 神様、これだけの愛情に僕は見合いません 見合いません それで何処へ行くつもり、と神様が笑う
君のおおらかな執着と僕がのめりこむ奇跡、 最後まで何処までも交わらない螺旋 愛しているよ、って、
いわないで。
|