あきれるほど遠くに
心なんか言葉にならなくていい。

2004年11月02日(火) 酔い




光と音と酒に酔って、そうして見ると世界はとてもきらきらしているのでした。


安らかに、こころは少しずつ弛緩してゆく。
酔って物憂げに目を開けていると、急に奔流のように泣きそうになってしまって隣にいた友人に煙草を求めた。
少し、頭痛がする。


煙草の吸い方がわからないくらい酔ってしまったので、苦笑して1センチほどしか燃えていない煙草を消した。
こうしていると明日のことを考えない。
そう思うと自然と目蓋が下りてしまって、目の前が黒く覆われる。
むやむやと頭痛。
職場でもらった甘いものを少しだけ、口に入れた。
キャラメルのわずかな塩気に癒される。


終電に乗ろうと走る友人について走っていく。
足が微妙にもつれる感触。
終電に乗るのなんて何ヶ月ぶりだろう。
走って一気にアルコールが回る。
吊革につかまりながらぐらぐら揺れている。


割増料金の緑の文字。
タクシーから降りて、真っ暗な道をふらふら帰る。
月には群雲、自分の中に溜まっていく言葉や文字を、誰かに伝えられないのが苦しいと思う。






↑そうでしょう?

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いくつあっても。


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周防 真 [MAIL] [HOMEPAGE]

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