あきれるほど遠くに
心なんか言葉にならなくていい。

2005年07月25日(月) ざいあくかん




罪悪感で僕は生きてる。
そう口に出してみると、なんだかもう泣きたくなってしまって
ふしゃん、と咳のようなくしゃみのような溜め息を吐いて下を向いた。

・・・そうだね、この罪悪感は意味の無いものかもしれないね。

そんなことくらいわかってる。
世の中で意味付けが確実なモノは案外少ない。
だから僕はあなたのため、と言ってみる。
そういう嘘がとてもキライだ、と言いながらその痛みで僕は生きる。
鮮やかに。
世界は色に満ちて眩しい。
微笑んだあなたがそれくらいの嘘を見抜くのを知ってる。
その見抜かれているのをわかっている自分、という存在が僕を生かしめる。
そして僕は、
見抜かれていることを悟って
何故そんな風に思うの、と
不思議そうに純真な表情をしてみせる。
その嘘を信じてくれたらいい。
嘘を嘘だと知ってなお、本当だったらいいと信じてくれたらいい。
それくらいの混乱でようやく、
僕はあなたを愛するから。








↑その笑顔は遠く儚い

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この真摯な嘘の罪悪感。

   そしてそれだけに信じてもらえない、という  こ どく





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