あきれるほど遠くに
心なんか言葉にならなくていい。

2005年10月04日(火) その手が喉元に伸ばされるのを待って





うんもうわかっているよ
いとしいいとしいひと






旅先で金木犀が咲いたのを知る。
華やかな香りは雨の前の道に薄く香って秋が深まったことを告げる。
手をつないで、
足元のゆるゆるとした坂道を上がっていくと
雨は次第に強く激しくなって
あのひとに聴いてほしかった歌がもうどこからも聴こえないのを見る



眠らなきゃ。
ホントに。
熱が少しずつ、少しずつ上がる。
行きたい場所が多すぎて怖い。
やりたいこと、行きたい場所、会いたいひと、全て叶えてしまえば僕は死んでしまうような気がするからこんなに、心を埋め尽くすように探すのかな。
そうやって探して、何処まで行っても逃げられないのを何度も悟るんだろうか。
あのひとの真っ黒な髪を想う。
その暗闇に顔を埋めればもう、それだけで穏やかに死んでいける気がした。






↑情熱が消えたあと。

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その手が喉元に伸ばされるのを待って


心底からうれしそうに

わらう




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周防 真 [MAIL] [HOMEPAGE]

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