あきれるほど遠くに
心なんか言葉にならなくていい。

2006年08月05日(土) Shinkansen






野も山もつっきってゆくレールの上から
窓の外を見ていると
地平線の向こうに揺らぐものがあって
白くぼんやりと輝いているあれがそう海です、と
つぶやきながら水平まで行けないかと考えている
けれど時速300キロでその穏やかな白い光は背後に飛んでゆき
そういえば富士山も見られなかった、と
がっくりしながら座席に身をうずめる
土曜昼間の自由席車両はずいぶん空いていて
並びの3席を占領して寝そべりながらふぅっと力を抜いている

 時速300キロで滑りゆく僕のからだ











↑なんとも、うっとりだ。

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周防 真 [MAIL] [HOMEPAGE]

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