あきれるほど遠くに
心なんか言葉にならなくていい。

2007年02月24日(土) 停滞期





心を閉じて、もはや幾年。



暗闇に遠く鴉の啼くのを聞く。
不吉な音。
アルコホルの兆させた眠気はとうに醒めていて、しらじらとした夜更けの冷気が足元から這い登るのをじっと耐えている。



笑う僕は幼い。
ひどく醜く、それをわかっているだけに淡くあろうとしている。
冷えびえとした心の底を誰にも覗かれたくはない。
ましてやそこを埋めたいと望んでいるなんて、たとえ誰が言い聞かせても僕自身が納得しやしない。

笑う僕は幼い。
それを誰に見られたくもない。



鴉が啼く。
嫋々と星が光り、夜は更けゆく。
忘れたい心があるのを僕はもう咎めない。

融通の利かぬ自分を馬鹿だと罵ったことがあった。
しかしそれは同時に誇りだった、揺るがぬ意思とその正しさは。



まずは弱音を吐こう。
今は希望がほしい。たとえ僅かでも微かでも、ただありのままの希望という名で。
美しいものを見ると痛むので、極力何も感じないようになりつつある。


弱音。あぁ弱音だ。
ぎりぎりと心を絞るような日々を、今一度ここに戻すべきか。








↑それが聞こえても聞こえなくても、

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周防 真 [MAIL] [HOMEPAGE]

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