はっきりと目を向ければそこにあるクレバスに気付いてしまう。足元は霞がかったようにぼんやりと見え、遥か先は歪みなく見えても少し先ほど明らかに見るのが難しい。このままどこまで行けるだろう。知らない振りがどこまでできるだろう。