あきれるほど遠くに
心なんか言葉にならなくていい。

2007年07月05日(木) 軽くなるほど遠く






きずだらけ。


本当にちょっとしたことに拘ってしまってカッとなってしまってあとに引けなくなって追いつめてしまって今ごろ後悔、
本当に久しぶりの後悔だ。

後悔しないことに決めている。
後悔するようなことはしないと決めているからだ。
そして後悔しても意味がないからだ。
取り返せるものなら後悔しない。
取り返せないのだから後悔しない。

すこしずつ心が磨耗するように疲れていたらしい、ということにしておく。
明日はようやく金曜日だ。




日曜日には東京へ行く。
月曜日に朝から用事があるから。


遠くへ行くのはいい。心から遠くはなれるような気がするから。
僕を手繰り寄せる強い引力に逆らって、たとえ少しでも遠くへ行けば弱まるものを覚えるからだ。
  線路の上を心を置去りにした身体が飛んでいく、なんて
  なんて軽いんだろう、と
  思いながら



反対に帰ってくるときは夢見心地。
空になっていたものを満たしていくような、同時に重く絡みつく鎖を思い出すような。
飛んでいく感触は帰りの方が強い。
帰りたくないと思いながら引きずり寄せられる僕の身体。思いに関わりなく滑るように走る新幹線の暗い窓。
富士を過ぎるころ夕闇が伸びてきて、
  どこか遠くへ、逃げられたかもしれないのに、と
呟く心。








↑朝になれば消える夢みたいな

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―――軽くなるほど遠く
---far away to the Moon.


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周防 真 [MAIL] [HOMEPAGE]

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