明日を探して何処までゆこう。昨日を埋めに何処までゆこう。呼ぶ声は低く頼りない。わかっているさようならを云えばいい。それでもふらふらとあてどもなく、歩いて、そうして此処でこの胸の中でひずんでゆくものが怖いのだ。君は何処へ行くつもりだろう。そこに不安を思うのは、心が傾いている証拠だと裡なる神は厳かにのたまうので、その託宣を祓うためにただ朝を、待ちわびる、此処はひどく夜が暗い。↑ただしその声はいつしかひび割れているMy追加