【4】内と外の合致 |
気付けば霧の立ち込める山中に光ちゃんと2人。 彼は経緯を説明してくれたのですが、頭がぼんやりしていて理解することはできませんでした。
奇妙に滑稽な3本足の烏が、暗示的と言うよりかなり直接的に音のない川原へ導きます。 私達はしばしなにやらくだらないことをして静かに笑いあいました。 石は丸く、すれ違った男女とまたいつかすれ違う確信とか、ここから見渡せる世界の広さとか…。
内と外のコードが合致しただけでここまで心が安らぐものとは知りませんでした。 生まれ落ちた場所にあったもので世界は構築されているんですね。 それを覚えている間は錯覚におびえることはないと思います。錯覚は錯覚であってかまわないことも必要です。
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2005年03月22日(火)
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