刑法奇行
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中国奇行も今回で終わりにしようかと思う。先週の金曜日に、現在、T大のN田先生の所に留学している、武漢大の劉先生(私の所にいる陳さんの先生)が、早稲田に来られ、院生数名と一緒にビアグラに行ったのである。日本語はまだまだであるが、陳さんの通訳は見事であった。陳さんは、普段おとなしいから、日本語の上達度はいまいちと思っていたが、評価を改めなくてはならないかも・・・。劉先生には、一度、早稲田の比研講演会で講演をお願いしようかと思っている。 院生を連れてみんなで武漢に来て下さいと言われていた。もっとも、お酒は余り強くなく、馬先生とは違うのである。ビールの中ジョッキで個人的に乾杯と言われたときは、飲み干してジョッキの底を見せ合うのかと思ったが、少し呑めばいいので安心した。ジョッキの底を見せあって、相手の顔を底から見つめ合うというのも面白いかもしれない。いずれにせよ、急に中国づいてきたから不思議なものである。 武漢大院生の、日本語がうまいと言うよりは面白い「王さん」から、メールと写真が送られてきた。来年、同志社に留学予定である。キャラクターが徹底的に気さくである。写真には、私の報告している姿や女子院生とツーショットでピース状態のものもある。ピースは国際化しているようだ。
娘の小学校の集合写真では、カメラマンがいつも「1+1は?」と聞き、全員が「2」と答えるのである。素晴らしい?統制である。 私は、ゼミ写真などの際、寅さんを引用して、「バター」と言うが、冷笑しか返ってこないし、チーズの代わりに、ケーゼとか、フロマージュとも言うが、反応はないのである。今の学生には、教養がないのだろうか?。まさに、教養罪である。
土曜日には、佐々木先生の喜寿パーティーを何とか無事に遂行した。論文集『刑事法の理論と実践』(第一法規)も無事完成し、間に合ってやれやれである。なんだかんだ言っても、発起人の愉快なメンバー達は強力メンバーである。この「人のつながり」に勝る価値はない、と言ったら過言であろう?。次は、傘寿、その次は、米寿、そして・・・。とにかく、お元気でいらっしゃることだけを願うのである。
陳さんも、もうすぐ武漢に帰国である。来週サヨナラパーティーもある。まさに、Die Zeit vergeht schnell.である。小椋佳の「時」を思い出すのである。「時に長さがあるなんて、誰が決めたのですか。時が元に戻れないと、誰が決めたのですか。・・・」 「時」を解明しようとした哲学者も数多い。あんかけの「時」次郎というのも、いい名前だ。「俺がこんなに強いのも、当たり前田のクラッカー」というわけか。しかし、誰がこれを知っているのだろうか。知っている人だけが、クスッと笑ってくれれば、これに勝る価値はない、と言ったら過言であろう?。もっとも、誰か違う人を思い浮かべて笑ってもらっても困るのである。それこそ、法益関係的錯誤なのである。
ジャーニー to もうすぐ師走か
norio

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