刑法奇行
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2003年02月05日(水) 忙殺罪の構成要件該当性

 今日、修論の面接(D入面接も含む)を10時から15時半まで行った。力作、労作からD作までいろいろある。自分が面接を受けた時を思いだした。主査がN原先生、副査がU田先生とS々木先生であった。ついこの間だったような気がする。

 さて、学年末試験の4年生以上の採点締切が7日である。ほんとにできんのかいな〜。狂務の仕事は一貫して存在する。2月は、まさに殺人的である。忙殺罪の構成要件に該当するのである。狂務の仕事は基本的にあわないようだ。S文堂店長のT中さんにそれを言ったら、学者なんだから、あわないのが普通なんだよ、と言われて、そりゃそうだと納得した。とにかく、孤高の奇行師でいたいのである。

 もっとも、拙著『修復的司法の探求』がやっと刊行され、献呈した方々から、御礼のメールやお言葉を頂戴していることは、ありがたく、癒される。3色の緑の派手な装丁であるが、昔、みどりちゃんというかわいい子がいたからまあいいか。名前を聞いて誰かを連想することはよくあることである。
 拙著がまだ店頭に並んでいないのは、帯を付けることになったからである。帯の効果はあるらしい。帯に短し、たすきに長しということもあるが・・・。
 T大のY口さんからも、御礼のメールをいただき、この奇行に対する励ましもあったので、書く気になったのである。とにかく、疲れて書く気になれなかったのである。

 昨年の武漢の日中シンポの『共犯理論と組織犯罪』も出た。末尾の紀行文の中で、私のが完全に浮いている。こんなの掲載してよかったのでしょうか、H郷さん!。

 驚いたことに、来年私の研究室に留学希望の韓国の実務家の方から、この奇行を楽しく読んでいますとのメールがきた。何と、海を越えていることに気づいて愕然とした。ひょっとすると、ヤコブスやロクシンもおそらく読んでいるのだろう。もっとも、文字の存在は分かるが、国語学的意味が分からないから、故意はないことになる。
 いずれにせよ、この奇行も国際化の渦に巻き込まれてきた。孤高の奇行師にはなれそうもない。

 先週の小学校クラス会のカラオケでは、古い歌ばっかしである。ヒデとロザンナの「愛の奇跡」を2回も唄う人がいたことには驚いた。よほど深い想い出があるのだろう。いつも成績トップだったO田も来た。T大法卒で、今は、K首相の秘書官である。大変な仕事だ。彼と偶然にも、モンキーズのデイ・ドリーム・ビリーバーをデュエットしてしまった。ライバルも今や単なるおじさんであった。

ジャーニー to 花と小父さん 



norio

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