刑法奇行
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土曜日は、バカ田大の法職だった。自信作2問出した。もっとも、1問も2問も実行行為をどう理解するかに関わる問題であった。「実行行為概念」のゆくえが危うい昨今、死守していきたいと思うのである。
受講者は、やや年齢層が高い印象を受けたが、本当にがんばってもらいたいものだ。S藤S二先生ネタが受けたのには驚いた。不作為犯における正犯と共犯の区別問題について、こういうマニアックな問題は、S藤S二先生がお好きです、と言ったら、笑いが漏れた。こうなると、そこに一点集中しかないのである。文脈を忘れたが、もっとも、それはどうでもよく、なりふりかまわず、論点はそこに行かねばならない。たしか、ドイツ刑法に話が及んだ際だったと思うが、S藤先生の論文の注に、ロクシン先生からの私信による、とあり、これは検証できませんね、と言ったら、会場全体がどっと笑ったのである。これは、予測を超えていた。院生レベルだと受けるネタである。みな刑法をマニアックに勉強しすぎてはいないか、心配になったのである。
ところで、N谷傘寿(と寿司王)もぎりぎり間に合わせた。最近は、すべてギリギリである。I田さんもそうだろうし、われらの世代はみなそうだろう。今度、何人かで「ギリギリボーイズ」を結成した方がいいかもしれない。もっとも、なんだかんだいっても、間に合わせるところを評価してもらいたいものだ。そうでない人はずっと多いのである。帳尻を合わせるというのは、要領がいいだけかもしれないが・・・。
バカ田大は14日から授業だが、今週からK大や魔女大は授業開始である。まさに、「回る回る授業は回る 喜び悲しみ繰り返し」である。気持ちを新たにしなければ・・・、と思っても、本性が変わらないから、基本的に公訴事実の同一性はある。少し変わればいいか・・・。昔、「少し愛して」というウイスキーの素晴らしいCMがあった。大原麗子はどこに行ったのであろうか・・・。
ジャーニー to 新学期
norio

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