刑法奇行
INDEX|過去|未来
国際組織犯罪防止条約と国内対策立法について小論を書いているが、やっかいである。国内的パラダイムと国際的パラダイムとの葛藤をどう解決すべきなのか・・・雨がしとしと(日曜日?=モナリザの微笑)で肌寒いという状況で、気が滅入ってくる。雨ばかりで、長男の野球も中止続きであり、ピッチャーの友人が御両親の法事の関係で、わが家に2泊3日し、昨日は、叙々苑で焼き肉大サービスであった。2人とも肉は限界なしであるのは当然として、ご飯3杯とカルビクッパも食べたのである。数万円かかってしまった。
越境犯罪で気が滅入っているところへ、今日は、G代K事法のTさん・Iさんからお誘いである。連載されている弁護士のS山弁護士とH田弁護士も一緒に、新宿ライオンのとなりの「南蛮亭」という焼鳥屋であった。お盆だというのに、新宿は人でごった返ししてたのは、なんでだろう、なんでだろう、なぜかなんでだろう。他に行くところがないのであろうか、と思いつつ、自分もそうであることに気がつくのである。その後、例によってカラオケである。先日、小学校のクラス会に、自分が主催しておいて行けなかったことから(後で高くつきそうであるが)、カラオケは久しぶりである。加山雄三の「ある日渚で」と「君のために」は悦に入った。Iさんはいつものように、素晴らしい歌唱である。いずれにせよ、気が晴れたことは間違いなく、事実、奇行を書く気にもなったのである。
それにしても、今年の夏は何だ!。夏は猛暑でなければならない、と思う。ヨーロッパは猛暑らしい。研究室のM田君が17日から渡欧するのでうらやましい。何とか、7月と8月上旬に、合宿や家族サービスも済ませたので、一応良しとしなければならないが、夏は暑ければ暑いほど良いのである。暑い暑いといいながら、研究することがとてもうれしいことなのであり、それによって秋がまた素晴らしくなるのである。秋の空虚感、まさに「それぞれの秋」状態、「今はもう秋、誰もいない海」と思わず口ずさみ、エンプチーな充実感で満ちてくるのである。
壇一雄『太宰と安吾』を読んで、吉本隆明の解説にあった「つまるところ、太宰と坂口は『解って』いたのではないかと思う。」には、うなずいてしまった。 今、本当に解っている人がいるのだろうか。究極の破滅状況にいた太宰と安吾しか解らないのだとしたら、今や誰も解っていないのだろう。そういえば、われわれが院生時代、「若手の会」というのがあって、専攻を超えて勉強会をしていたことを思い出した。あの時、「若手の会」を、「解って(若手)ない会」といつも言っていた院生が誰かは自明であろう。
踊る何とかという映画はすごい人気らしい。ゼミ生も話題にしていた。テレビでもさんざん宣伝しているが、あの「スリーアミーゴス」は素晴らしい。おじさん達の頑張っている姿は、感動的であり、涙ぐましい。
それでは、刑法学会の「スリーアミーゴス」は一体誰と誰と誰なのだろうか。自分が入っていなければいいのだが・・・。
ジャーニー to 猛暑のフライブルクか
norio

|