2002年09月21日(土) |
赤川次郎『涙のような雨が降る』★☆☆☆☆ |
 『涙のような雨が降る』 赤川 次郎 幻冬舎 (2000/10)
これは実は3日ほど前に読んだ本。 表紙を見ながらタイトルを書き写し…えーと、どんなお話だったっけ?
表紙に書いてある「私は今日から他人になります。新しい人生の始まり…。」
ぱらぱらとめくってみる。 歩美、伸代、パーティー、愛子、ジャーナリスト、リムジン…
やっと思い出した。 ああ身代わりの、かっこいい15歳のちょっとせつないお話ね。
わたし、物忘れがはげしいというより、ある意味病気かも。
先日の『乳母車の狙撃手』があまりにいけてたので、その前に読んだこっちがかすんじゃったんだよね。 でも、おもしろかったです、ハイ。
最後、主人公はどうなっちゃうんだろう、ああ、やっぱりお話としてはそうだよね、でもかなしいじゃーん、と思ったら、最後にあの人が登場、ぴりっとしめる。くうう、かっこいい。
というわけでハッピーエンド。 こういう終わり方のできる、赤川次郎さんて好きだ。
『涙のような雨が降る』
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