活字中毒のワタシの日記

2002年10月02日(水) 山崎豊子『沈まぬ太陽(四)会長室篇(上)』★★★☆☆

沈まぬ太陽〈4〉会長室篇(上)
沈まぬ太陽〈4〉会長室篇(上)
山崎 豊子
新潮社 (2001/12)

さて、ひたすら痛ましい墜落事故から少し時間がたち、会社の刷新のためにトップ人事が行われる。

航空史上最悪の事故を起こした会社、内部に多くの、深刻な問題を抱え、厳しい世論の非難を浴びている会社のトップなどやりたい人もやれる人も見つからず、難航する。

そして白羽の矢がたったのが、関西紡績の国見氏。
就任まで、そして就任後の国見氏の着手、手腕、会長室に抜擢された主人公恩地の仕事ぶり。

(四)では、国民航空の内部、上層部の腐った様子が書き列ねられ、もう読んでてむかむか。
もうね、アフォかと。ヴォケかと。(最近2ちゃんねらなわたし)
利権に群がり、保身に走り、私腹を肥やすことしか考えていない、お荷物なひとたち。
今でもこんな暮らししてるお荷物さんはいるんだろうなぁ。
いややなぁ。許せない!というよりは、気持ち悪い。
そういうのが平気な感性が。

娘純子の結婚相手の父親もキモイ。
恩地が会長室の部長になったから結婚を認める、って…。
結婚式の主賓に国見さんを呼べ、って…。

さあ、果たして国見さん率いる会長室は、会社を食い物にするろくでもないやつらから会社を正常にすることができるのか?
恩地の活躍やいかに?
と、むかむかとどきどきをさせながら最終巻にいくのだった。

ちなみに国見氏だけ「氏」つきなのは、私がとってもファンになってしまったからでーす。かっこいいんだもの、ホント。

沈まぬ太陽〈4〉会長室篇(上)



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