2002年12月06日(金) |
赤川次郎『闇が呼んでいる』★★★☆☆ |
 『闇が呼んでいる』 赤川 次郎 幻冬舎 (2001/09)
帯。 「死者からのFAXは復讐への序曲か?罪のない男を自殺に追い込んだ女子大生4人を襲う運命の陥穽。」 会心の傑作ミステリー!とある。
私の評価も、傑作ミステリー!
導入部からかなりいたましい展開でつらいのだけど、ぐいぐいと読まされた。 ほんとうの(病的な?)自己中心的なリーダー美香の自信も恐かったし、大人しかった小百合の静かな、悲しい怒りも、その後の「計算」も恐かった。 小百合の母の現実を見ない、もしくは見方がおかしなところも。
美香夫もなんだかなー、人生狂ったよねー。 それを言うならテレビの先輩キャスターもねー。
かなりのめりこんで読ませてもらった。
しかし政治家ってそんなに権力あるんだろうか? 今でも?
腐ってる人間というのは、本当に嫌だ。 そんなのを選挙で選ばないようにしなくっちゃ、ね。
『闇が呼んでいる』
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