2002年12月08日(日) |
まついなつき『子育てが地球を汚す?子連れエコ転び八起き』★★☆☆☆ |
『子育てが地球を汚す?―子連れエコ転び八起き』 まつい なつき 婦人生活社 (1995/11)
帯から。 「…理想論、悲劇論になりがちの「エコ」と超現実の「子育て」の渡り歩き方、バランスの取り方、誰か教えてー!!」
私の感想は「子どもだろうが大人だろうが皆汚す」。 「でもまあできる限りで、納得いく限りでやれることはやろう」。
膝をぽん!と打ったのは158ページ。 ここから引用。 「苦労するからこそ、いい育児」という意見からは、何も生まれないんじゃないかと思うのです。やむにやまれず、やるしかなくてやっているんです。 ここが紙おむつを始めとする、エコと育児の問題点のような気がします。 ラク→だめ母。苦労→えらい母。 の図式がドカーンとありすぎるのではないでしょうか?世間にも、そしてあなたの頭の片隅にも。」 引用ここまで。
ここがひっかかったということは、自分の中にもそう思いたい気持ちがあるんだろう。 布と紙併用してる自分てちょっとがんばってる。 母乳のみの母で、えらいぞ! (だれかほめて!)なんてね。
ずぼらーで夜中おきたくない自分にとってはおっぱいぱくっ!はめちゃ楽で、夜中にミルクを作り、おでかけにもミルクの用意する母は尊敬に値するんだけど、実際に「布?えらいわねー」「母乳?えらいわねー」なんて声も聞かれると「そっちの方がラクなんです」というのもなんか自分でも謙遜してるみたいだなーと思ったり。
無理のないよう、できる限りで地球を汚していく(地球に優しいとか汚さない、とかいう言い方はきらいだ)しかないんじゃなかろうか。 もちろん積極的に汚そうとは思わないけど、ね。
『子育てが地球を汚す?―子連れエコ転び八起き』
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