活字中毒のワタシの日記

2003年01月22日(水) 東野圭吾『名探偵の掟』★★★☆☆

名探偵の掟
名探偵の掟
東野 圭吾
講談社 (1996/02)

推理小説のおもしろさ、つまんなさ、むずかしさ、おもしろさをちょっと違う角度から見せてくれた一冊。

登場人物の「名探偵天下一大五郎」と「ぼんくら警部大河原」が舞台袖から見させてくれてるといった感じ。
ふたりの小説を離れたところでボヤくやりとりもすごく楽しい。
「作者の力量から言って無理でしょう」とか。
「こんなことはありえないのだが、そうしないと話が進まないのでいいのだ」とか。
読者の方へ向いて探偵が一言、とか。

ただのふざけた小説ではなく、ちゃんとした?推理小説でありながら、推理小説にありがちな題材、トリック、テクニック、ルールを「これってどうよ?」と言うたら2ちゃんねるみたいな切り口で提示。

まじめに、ふざける、というのは、難しいこと。
それでかつ、おもしろい、というのは本当に力量のある作家にしかできないのだろうな、と思う。
東野圭吾さんは、すごいっす。大好きです。
人となりはわかんないから、作品、大好きです。ほんと。
まだ一冊も買ってなくてごめんなさい。(全部図書館)
「秘密」は買います。ほんとです。文庫だけど、買いまっす。

てことで、楽屋裏を案内してくれてありがとうございました。
またよろしゅうに。

名探偵の掟



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