活字中毒のワタシの日記

2003年02月01日(土) 矢口敦子『家族の行方』★★☆☆☆

家族の行方
矢口 敦子
東京創元社 (1994/10)

ある少年の失踪捜査を依頼された推理小説家の私。
息子とともに、慣れない探偵活動をするうちに向き合うことになった、忘れがたい記憶。そして現実。

少年の孤独、謎。殺意。
それぞれの結婚、それぞれの離婚。原因。逡巡。

「家族」の意味を問いかける緊迫の心理ミステリ、と背表紙にある。

そこそこ緊迫、そこそこ考えさせられたお話だった。
自分がそこまで大きな子どもを持ってないからピンとこなかったのか。
子どもの立場でなら、わかる気がする。

親への殺意。
孤独。
自己否定。
諦観。

読み終えてみたらおもしろかった、という感じだけど夢中で読んだとは言えないなぁ。文庫の表紙イラスト、タイトルからはもっと期待しちゃっていた。
美少年つーのも現実味がなかった。

辛口かな?

家族の行方



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