2003年02月16日(日) |
東野圭吾『仮面山荘殺人事件』★★★☆☆ |
 『仮面山荘殺人事件』 東野 圭吾 講談社 (1995/03)
読み終えて… そうか、仮面というのはそういう意味だったのね。
勘のいい読者なら。主人公がドアの上の仮面に気付いた時点で気付いてるのかも。 ぼんくら読者の私は、読み終えて数時間たってから気付きました。
朋子、かわいい朋子。 事故で足をなくしても、その性格のよさで結ばれたパートナーを幸せな結婚をするはずだったのに。 カーブで衝突、転落事故死。
自殺だったのか、他殺だったのか。 動機はなんだったのか。 犯人がいたのなら、それは誰だったのか。
関係者が山荘に集い、また事件が起きる。
どきどきしながら読ませていただきました。 ラストはちょっと、かなしかった。 朋子。かわいそうな朋子。いじらしさいっぱいの朋子。
そんなかけらもない私自身がなんだかかなしくなった。 関係ないか、それは。
『仮面山荘殺人事件』
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