2003年02月21日(金) |
松岡圭佑『催眠』小学館★★☆☆☆ |
原稿用紙855枚。 3冊ほど併行して読み進め、3日くらいかかって読んだ。 (ちなみに読みかけは、東野圭吾さん)
催眠療法のエキスパート、嵯峨が救おうと奮闘する相手、入絵由香。 多重人格の彼女を占い師として利用する自称催眠術師の実相寺。 高らかに笑い、自分は宇宙人だという由香。 証券会社の横領事件。その疑惑と追及。 上司の恋愛模様。 真相は、そしてそれぞれの結末は。
てことで、面白く読みました。 が、最後10ページほどを残して中断させられたのだが(いちおう、主婦なので家事育児)、もんもんとすることもなく、明日ででもいいか、と思ってた程度の面白さってことで、それっていまいちってこと?
いえいえ、おもしろかったです。 最後で予想もしてない展開になって驚いたし。
どうせ一冊で終わらないんじゃないの?という覚悟をしてたからかもしれない。シリーズもので、読む順番を確認せずに読んでいるので、なんだかこう、妙な感じ。 来週のテストの答案を先生が見えるところで作ってる、見えちゃうんですけどぉ、という感じの居心地の悪さ。
リンドバーグのCDみたいに、わかりやすくしてくれぃ。
あっ、ここまで書いて気付いた。 「千里眼」の次に読んだ「ミドリの猿」の読書日記がまだだった。 あれ?それが続きがあってもだえそうになったやつだっけ? それに出てきた「ちょっとあぶなさそうなサガくん」がこの作品では頼りがいのあるカウンセラーで、ちょっと見直したワ、といった感想も持ちました。
岬美由紀ほどのインパクトはないけどね、嵯峨敏也もなかなか素敵。 さあ次も読むぞ。でも次ってどれだろう…。
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