活字中毒のワタシの日記

2003年03月08日(土) 松岡圭佑『千里眼 洗脳試験』★★★★☆

千里眼/洗脳試験
松岡 圭祐
小学館 (2001/03)

あの戦後最高のテロリスト、有里佐知子が生きていた!
これまでの危機を上回るさらなる挑戦を受けた岬美由紀と嵯峨敏也。
4千人の人質は救えるのか。
絶体絶命の状況の中、美由紀は助かるのか。
そして、少年は。
疲れて虐待に走り投げやりな母は。
嵯峨の心の危機は。

冒頭から、すごいです。
京都の人々が危機にさらされてしまいます。
液体窒素を充填した飛行機が落ちてきそう。
パイロットは道真の手がうんぬん、とか言ってる。
さぁどうなる。

もうだめ、ああだめ、絶望だわ、という状況が、「絶対あきらめない」ヒロイン、美由紀によって救われる。
こんな小説みたいな話があっていいのか。
小説だからいいのだ。
なんだけど、わかっていても、オハナシでも、どきどきしてしまう。
せつなくなったり、かなしくなったり、うれしくなったり。
エンターテインメントというのはこういうのなんだね。

分厚い本なのに、ほんと数時間で読んでしまう。
だって、おもしろいんだもの。松岡さんたらっ。

あえて言うなら、ボートの上での語り合い。議論はぐぐっとこなかった。
美由紀と佐知子の頭のよさに私がついていけなかったのでしょう。

ほんとおもしろかったよー。
蒲生さんも好きよ。
この夜見た夢は、なんかスケールがでかかったです。

次は、何が待ってるだろう。楽しみ。

千里眼/洗脳試験



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