| 2003年04月03日(木) |
アニタ・ジェラーム/さく 小川仁央/やく『ちっちゃいかわいいちゃん』★★★★★ |
 『ちっちゃいかわいいちゃん』 アニタ ジェラーム Anita Jeram 小川 仁央 評論社 (1999/06)
昨日は読み聞かせボランティアの打ちあわせ。 そこに持ってきてくれた数冊のうちのひとつ。 あ、うちにあるお気に入りの『どんなにきみがすきだかあててごらん』人のだ、とぱらぱらめくり…。
買う! 絶対買う! 1400円、安いっ!この本なら安いっ! 思いがけず大興奮。おちつけ、おちけつ。興奮しすぎて2ちゃん語まで出る。
まず、絵が素晴らしい。 かわいくて、たまらない。 サラ・ミッダの絵が好きな人なら、これもきっとはまる。 淡い色のさささっという塗り方が好き!色遣いも好き好き!
私のハートには「いじらしさ」がどーんと飛び込んできて、全ページに泣かされそうになる。 そう、表紙をめくったところにもちまちまと野にある物たちのイラストからしてきゅーんとさせられる。 ストーリーは「ちっちゃなかわいいちゃん」ウサギの日常と小さな冒険。
ともだち、そしてママ。 大好きな人に囲まれた平穏な暮らしがいかに幸せで大切か。 平和と愛される喜びといったものを優しく、あたたかく、心地よく伝えてくれる一冊。
迷子の”Bunny, my honey”が不安の中であっママだ!と気づく音のないページ。 むぎゅーっとママが”ちっちゃいかわいいちゃん”を抱きしめるページ。 かわいくて、いとしくて、うれしくて、泣けるよ、ホント。 うちにも”ちっちゃいかわいいちゃん”がいるからかもしれないね。ぷりぷりおけつに頬ずりをしちゃったり、はな垂れさんでも「こんなにかわいくてはさらわれてしまうっ」と不安になったり。バカ親まるだし。すみません。
原書も欲しくなること間違いなし。
|