| 2003年05月01日(木) |
斎藤孝文つちだのぶこ絵『おっと合点承知之助』★★☆☆☆ |
 『おっと合点承知之助』 斎藤 孝 つちだ のぶこ ほるぷ出版 (2003/01)
声に出すことばえほん。
付け足し言葉ですすんでいくお話。 おじいちゃんがにんじゃごっこをしようと提案、やってみたらキツイ。 おなかがすいたのでおだんごをこっそり盗み(そしてバレ)、「じつはワシおじいちゃんじゃないんじゃよ」というおじいちゃんは変身、忍者になってくもがくれ。そして帰宅するおじいちゃん。
各ページで一言ずつ付け足し言葉が大きく書かれてる。 『おはようごん左衛門』 『おっと合点承知之助』 『結構毛だらけ猫灰だらけ』 『ただいま帰ってキタキツネ』などなど。
大人と子どもで一緒に読むと楽しいと思うのだけど、大人でも楽しめる。 相方「『その手は桑名の焼蛤』って何?」(えっなんで知らないのー?) 私「『しーらんペッタンゴリラ』なんて聞いたことない…」 子ども『何か用か九日十日』『さよなら三角また来て四角』→中川ひろたかさんの『うみちゃんのまど』を思い出してる様子。(これも言葉遊び満載の絵本)
あとがきに、こういう軽口は人間関係の距離を近くするとあって、そうはいってもかえって「引く」場合もあるよね、なんて考えてしまう自分は寂しい奴だとも思うけど、さむいギャグを飛ばしたりとばされたりして、遠慮なく「さっむーっ」といえる関係、ここ数年作れていないなあとふと気づいた。
それ以前に。笑ってないかも。 それって、さむいかも。それこそ、さむいかも。
よーしそれじゃあ2ちゃんの笑えるスレへ。 ↑それがいかんのでは…。
『おっと合点承知之助』
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