2016年01月01日(金) |
タル・ベン・シャハー『Happier 幸福も成功も手にするシークレット・メソッド 』★★★★☆ |
 タル・ベン・シャハー『Happier 幸福も成功も手にするシークレット・メソッド 』
実践的なヒントも多数。 ひとつずつ取り組んで結果を出していきたいと思います。
「解放感を得ることは、もちろん価値のあることです。それは快適な、現実の体験です。でも、それを幸せを認識することは明らかに間違いです。」(p50)
「出世競争型人間は、解放感と幸せを混同しており、目標を達成しさえすれば幸せになれるという幻想とともに、次々と目標を追いかけつづけます。」(p51)
「幸せは、単なる喜びとは違い、その場限りのものではないのです。幸せはそのつど、私たちの内側に蓄積されていきます。」(p68)
「幸せな人たちとは、ときおりネガティブな感情を体験しながらも、総合的な心理状態は常にポジティブに保っている人たちです。」(p69)
マーバ・コリンズ。 「お金や名声ではなく、幸せこそが究極の通貨であることを、彼女は明らかに知っていました。」(p91)
【内容情報】(「BOOK」データベースより) 「成功して幸福になる秘訣」がついに解き明かされた。もしもあなたが、頑張ってるのに満たされないと感じているなら…いつも「これでいいのか?」と不安や心配になってしまうなら…ビジネス界の殿堂ハーバード大の“年間ベスト”講義が初公開。
「目標は、それを達成したならば幸せをもたらしてくれるものなどではなく、人生という旅を楽しませてくれるものなのです。」(p119)
「これらの制限をみずからに課すことにより、本当に多くの人たちが『行いたいこと』よりも、はるかに多くの『行わなくてはならないこと』を行いつづけています。『行わなくてはならないこと』は、一般に意義を欠き、喜びをもたらしません。一方、『行いたいこと』は、ほぼ常に、意義と喜びの双方を私たちにもらたします。」(p120)
「もしも私たちが、学習や仕事を喜びの源として認識できたとしたら、私たちが獲得できる究極の通貨の量は急増することになります。それだけではありません。それによって私たちは、よりよく学び、よりよい仕事ができるようにもなるのです。」(p149)
「満ち足りた人生を送っている人たちは、いつになっても何かを学んでいる人たちです。彼らは常に問いを発し、驚きに満ちた周囲の世界を探索することを、いつになってもやめません。」(p152-153)
「意義と喜びと長所を自問しよう」(p165)
【目次】 1 幸せとは“究極の通貨”だ(問い中の問い/現在の利益と未来の利益/幸せの正体/究極の通貨/幸せになるための目標設定の仕方)/2 誰もが幸せになれる、仕事、学習、人間関係のあり方(「学ぶ幸せ」を習得する/「働く幸せ」を味わい尽くす方法/第8章 幸せな人間関係を築く秘訣)/3 永遠の至福に向けて(幸せブースター/つかの間の喜びを超えて/光り輝く勇気/自己の利益と思いやり/内なる賢者/ゆっくり生きても充分間に合う/幸せ革命/永遠の幸福へーこれがすべてです)
「変化を起こそうとするときに必要なものは、勇気です。そして勇気とは、恐れないことではなく、怖いけれども、とにかく前に進むことにほかなりません。」(p174)
素晴らしく幸せな人々とそうでない人々の比較研究からわかったこと。 「その二つのグループを隔てていた唯一の外部的要素は、『豊かな、満ち足りた人間関係』の有無でした。」(p180)
「犠牲は愛であるー犠牲の大きさは愛の深さに比例するーという思い込みは、あらゆる種類の人間関係を、最終的には不幸せへと導きます。」(p188)
「有意義で楽しめる活動は、究極の通貨をけっしてそのなかだけにとどめず、人生のほかの領域にまであふれさせます。それはまるで、暗い部屋のなかに灯されるロウソクの炎のようです。一本か二本のロウソクに火が灯されるだけで、暗かった部屋全体に光が行き渡るように、ともすると暗くなりがちな人生のなかに、一つか二つの幸せな体験が持ち込まれるだけで、人生全体が充分に明るく保たれるのです。」(p204)
「この種の、それほど多くの時間を必要としない活動―喜びと意義をもたらしてくれる、数分から数時間で行える活動―を、私は『幸せブースター』と名づけています。」(p204)
「幸せに生きられるようになるには、この本で説明してきた理論を理解するだけでは不十分です。自分は幸せに生きるに値しないという感覚を排除できて初めて、この理論は効力を発揮します。」(p222)
「私たちは、幸せになれないはずがないのです。だというのに、私たちはなぜ、闇よりも光を怖がっているのでしょう?」(p223)
「幸せな人生を送るために、なによりもまず必要なことは、自分は幸せに生きるに値する人間であり、自分にはそうする権利がある、ということを自覚することです。」(p226)
「自分の生来の価値を認めていないとき、私たちは、自分の才能、可能性、業績、そして幸せさえも、無視するか、ひどく過小評価してします傾向にあります。」(p227)
感謝日記を続けた人たちの心理的肉体的健康レベルを大きく上昇させた。 「それらの人たちは、毎日、最低五つの感謝すべきことを、その日記に記しつづけました。」(p231)
「このエクササイズを定期的に行いつづけることで、あなたは、人生におけるポジティブな物事を、あって当たり前のものとして軽んじるのではなく、感謝すべきありがたいこととして喜べるようになります。」(p231)
「心理学者のティム・カッサーは、『時間的豊かさ』が常に幸せと直結していること突き止めました。一方、『物質的豊かさ』はそうではありませんでした。」(p252)
「究極の通貨をタップリと稼ぐには、生活を単純にすることが不可欠です。 生活を単純にするということは、自分の時間をもっと大切に使うようにすることー本当に行いたいこと以外の活動に対して、もっと頻繁に『ノー』と言えるようになることー本当に行いたいと思っている活動を優先して選択し、ほかの活動は控えるようにすることーに他なりません。」(p253)
「フローを体験する確率が高いのは、易しすぎも難しすぎもしない作業に従事しているときですが、同じ原則は時間管理にも当てはまります。『暇すぎず、忙しすぎず』がベスとなのです。」(p254)
「『それって、穏やかな毎日を送りたいってこと?でも、穏やかさって、内側にあるものよね。ということは、持ち運びできるってことじゃない?もしあなたが幸せだったら、その幸せを、あなたはどこに行くときにも持って行けるはずよ』」(p277)
「私たちは、幸せに生きたいのなら、過去や未来ではなく、今を生きなくてはなりません。しかも、つかの間の喜びばかりを追い求めるのではない、充実した今をです。」(p279)
幸せの六つの秘訣(p283-285) 1自分に人間として生きる許可を与える 2幸せは、意義と喜びが交差する場所に横たわっている 3幸せは、社会的地位や預金残高などにではなく、心の状態に依存している 4生活を単純にする 5心と体の密接な結びつきを忘れない 6可能な限り頻繁に感謝を表明する
【著者情報】(「BOOK」データベースより) ベン・シャハー,タル(Ben-Shahar,Tal)(ベンシャハー,タル) ハーバード大学で哲学と心理学を学び、組織行動論で博士号を取得。心理学博士(組織行動論)。ハーバード大学でもっとも人気のある講師。ナショナル・パブリック・ラジオ(NPR)で大々的に人物紹介が成され、CNN、CBSテレビにメインゲストとして出演。ニューヨーク・タイムズ紙、ボストン・グローブ紙でも大きく取り上げられる。彼の講義には、1学期あたり約1,400名の学生(ハーバード大全学生の約2割に相当)が殺到。現在、『肯定心理学(ポジティブ・サイコロジー)』(2006年受講学生第1位)と『指導心理学(リーダーシップ・サイコロジー)』(同第3位)を教える。多国籍企業の経営幹部たち、一般大衆、および危険地帯の住人たちに対するコンサルティングや講義も、世界各国で行い続けている。講義の主なテーマは、幸せ、自尊心、回復力、目標設定、気配り、指導力。卓越したスポーツマンとしても知られ、スカッシュの全米学生チャンピオン、および同イスラエル・チャンピオンの経歴をもつ
タル・ベン・シャハー『Happier 幸福も成功も手にするシークレット・メソッド 』
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