母のタイムスリップ日記
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2002年04月23日(火) |
たかがカイロされどカイロ |
腹痛の時、ホッカイロを使用させてください。 こちらで、準備しますから。と介護職の方に申し出た時 返ってきた言葉は、看護婦に聞いて見ます。だった。 看護婦さんは、低音やけどのおそれがあるので...。 でもご家族からのお願いであれば、日中なら、看護婦が、 必ず居りますから対応できます。取敢えず、温タオルで 対応します。夜間は.....。 私、なおも食い下がり、申し送り事項で、3時間以上は、 駄目とかで対応できないのでしょうか? タオルの温かさとカイロの温かさの持続時間は違う。 冷めたら逆に冷える。事故を心配するのならカイロカバ− もありますから持参します。 ということで、カイロとカバ-を届ける。 カイロは医薬品ではない。腹痛の頻繁な母は、夏でも、 必需品なのだが。いやはや、難しい。 腹痛により心が安定しないと奇行に走り、対応が更に 大変になり、本人も苦しむし....。 在宅時には重宝したものが、施設では容易に使えない。 たかがカイロされどカイロ。 今日の面会時は面会者が多く賑やかだった。 Oさんの娘さん、お孫さん、ご兄弟等いらしていた。 こんな日もいいな。と思った。 穏やかな空気に満ち溢れていた。母も穏やかだった。 いつもの如く散歩に出る。散歩の時は在宅時より、母と 腕組み。子供のころから、母と手を繋ぐ事等皆無の私。 転倒防止と心の安定のため腕組みするようになったのだ。 爽やかな風。柔らかなお日様。心地よい散歩ができた。 ホ-ムに戻っても穏やかな空気は変わらなかった。 面会者はもう誰もなかった。 oさんからの報告では、朝の歯磨きの声がけ、拭き掃除の 声がけ等をして戴いて仕事をした様子だった。 今は3人で手分けして掃除をしてるみたい。 役割を得ると母は生き生きしてくる。在宅時もそうだった。 よかったね。 明日また来るね。 ありがとう。 いいえ。
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