母のタイムスリップ日記
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2002年04月24日(水) 今日は長くなります。

 1人暮らしのYさんの事。
昨日彼女に電話した時、前日の電話を入浴のため短時間で、
切り上げた事をまず詫びてくれた。それは、記憶通り。
次に、明日入院するから、電話をくれてもいないよ。
でも、心配しないでね。と言った。
半信半疑で聞いていた。この間の事もあるし、明日電話
すれば解る事と思った。どこかで、妄想だな。と思っていた。
でも、今日の電話は通じなかった。
ちゃんと、お別れの挨拶をして行かれた。
実は施設入居の話が進行していたのだ。彼女は知らないだけ。
こんな事なら、何処へ入居するのか今日出かけて確かめて
置くのだった。近くなら、時折面会に行けるのに.....。
まっ仕方ない。その内何処からか情報が流れてくると信じたい。

 母のこと
 今日も母は比較的落ち着いていた。いろいろ指導のチャンス
を与えて戴いたようだ。洗濯物の畳み方。母の畳み方は、天下
一品なのだ。手アイロンなのだが、本物のアイロンがいらない。
その手順を指導させて貰ったみたいだ。後は鯉のぼりの仕上げ。
これも、お得意。
少しずつ活躍の場を与えて戴き安定してきている。
 記憶は1秒前ですら分からない事が多い。風呂から上がり、
浴室で体を拭いている状態でも、風呂入ったっけ?となる。
けれど、昔経験した事、おそらく、誉められていた事は、
できるのだ。本当に不思議な病だ。
 いつもの如く外出。お天気もよく、バスででかける。
いつもの美容院。空いていたので、カットしてもらう。
ここは、何度か来ていますね。と確かな記憶だった。
美容院では、時折急に不機嫌になるが、今日は大丈夫だった。
美容師さんも、今日はよい日ですねと分かったみたい。

 母と私は対。   
母と近所を散歩しなくなり、お母さんは?と聞かれる。しばらく
行ってなかった和菓子屋さんでも、母の事を覚えていてくれた。
 何処の誰かも知らないが、買い物に出ると出会うおばさんがいた。
その人はいつも、母を撫でて、幸せ、幸せ、しあわせを分けてね。
と言った。
今日 そのおばさんとすれ違った。おばさんに声を掛けたのに、
全く気付かず通り過ぎていった。 やはり、母在っての私だなと
感じた。




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