母のタイムスリップ日記
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ここから、どうやって、帰ればいいかご存知ですか? 母は、Iさんに尋ねていた。私を見つけると、ちょうど良い所に来てくれた。と 喜んだ。私帰ろうと思うのです。と訴えた。帰る事以外の話は、耳に入らず、 外に出て、話題を変えるしか無い様に思えたが、ひとまず、トイレへ。 運よく、排便ができ、一息つく。居室から出るとHさんが、仕事に行かなければ、 そわそわしていた。Hさんお部屋に入って...と、うるさそうに、部屋へ入れて しまいたいOさん。これを、数回繰り返していた。 見かねたので、Hさんを誘い、3人で風船飛ばしを試みる。うまい具合に、 母もHさんも笑いながら遊びに興じてくれた。止められなくなった. ふと見ると、Iさんが、じっとこちらを見ていたので声をかけ4人で続けた。 1時間以上続けて、疲れ始めた様子なので、解散とした。 久々に遊んだ。風船もたのしいね。Hさんは言った。 母も落ちつた様子なので、帰ろうとしたら、私も行く。と涙目。 明日来ますね。明日帰りましょ。だから待っててね。と振り切るように 帰ってきた。 少しめまいがある様子で、不安だったのだろう。 可哀想だが、仕方ない。母さん、ごめんなさいね。
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