母のタイムスリップ日記
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昨日よりパソコンのご機嫌斜め。買って間も無い頃より機嫌がよくない事が あった。所謂、当たりが悪いのだろう。甥子に言わせるとこの機種はトラブル が多いよ。といっていた。 数日前、別の用で電気屋さんに行くと、そろそろ買い換え時かな...。と言われた。まさか、その言葉がパソコンに聞こえた訳でもないだろうが、....。 修理も数回ある。もう、5、6年経つから....。 仕方ないのかな。でも、もう少し使い続けたいな。
この所、施設では体操をしていたり、歌を歌っていたりする。 帰ると騒ぐ声も少なくなり始めているように思う。何かをしていると、幾分気が 紛れて帰りたい事をしばし忘れられるようである。 これは、母だけでは、なさそうだ。 いつもいつも、帰りたいとさ迷う人をみると胸が痛んだので、少しほっとしている。 何事も思い詰めて行くと身体的によくない様に思う。痴呆の人は、自分では なかなか変えられないのだから、周囲の手助けが必要になるのだと思う。 帰りたいと言う思いを口に出せる人はまだよいほうなのだ。 言葉すら忘れてしまう例もある。そうなっていくと、細かな心を読み取ることが 介護者に求められてくる。 知り合いに、若年性アルツで寝たきりに近い状態の方を介護なさって居られる方 がいる。その方は、目から読みとっておられる。まだ、大丈夫。とおっしゃる。 いかに上手な助け手となれるかを考える事は、介護者の技が磨かれてもいく時 でもあるのだと思う。力まずに。焦らずに。今日も自分に言い聞かせる。
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