母のタイムスリップ日記
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今日、夜、弟から電話があった。 こちらに、来てるという。お嫁さんの実家に来てるという。 母は居るのか?と尋ねられた。居ないと言うと面会時間は? とたずねられた。咄嗟に分からないと答えてしまった。 俺も忙しいから、今度の時にしようかな?と言った。 私は、何も言えなかった。 先日、ホームの所在地、電話番号の書いてある物を、弟 に渡してあるのに。 以前の私なら、寄ればいいじゃない。家にも来たら。と 声を掛けていた。でも、今はとても言えない。 3年の放り出し状態は、そこまで、私の心を固めてしまった。
本来なら、我が家に来て、夫に対して、お世話になってます。 宜しくお願いします。とあるべきだろう。 そこを、飛ばしてもいいよ。でも、親の所だけには寄りなさい。 と精一杯妥協して言ったのだったが、その辺が理解できてない。 故郷で、出会った時もそうだった。 俺、今まで4回そっちに行った。と。 聞きたくない言葉だった。 今回もそうだ。忙しくて会えないなら、わざわざ、電話するな。
言葉にはしなかったが、拗れ心の中では、そう思った。
車なら、30分ほどの道のり。20時なら、十分間に合うのに。 明日、母のとこだけでも寄ったなら見直すけど。 おそらく寄りはしないだろう。アクションだけだろうな。
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