母のタイムスリップ日記
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2002年08月09日(金) |
ビールもう1杯。えっ? |
朝、Y さんのお友達から、電話が入った。
昨日、施設にYさんに会いに行ったとの事であった。
Yさんは、前日に、知り合いが会いに来てくれた事を話してくれ、
今日も、あなたがきてくれて嬉しいと言っていたらしい。
その友達は、Yさんが、元気で本当に良かった。と言った。
Yさんの、家族が、面会者名簿の中にその友達の名前を入れていた
と、今日職員から聞いた。
家族から、友達に施設入所の知らせは入ってなかったので、不思議な
事だなと思うと同時に、良かったなとも思った。
お友達は、足が弱って、直ぐには行けないかもと言っていたので、
暫く、面会もないだろうと思っていた。
かなり、気になっていたのだなと解った。
・・ ・・ ・・ 母は、居室で泣いていた。
お腹が痛いらしかった。
いつもの事なので、トイレへ誘導。少し便が出たので、排便通だと
解った。水分を取り、おやつを食べる。
甘い物に目がなく、「おいしい。」と言ってよく食べた。
入浴した形跡がなく、風呂に入れたいと思った。
そこに、娘と同じ年の職員がちょうど来た。
「明日は、入浴あるかなあ?」と聞いてみる。
「明日は入れます。」「お風呂に入れてあげたいけど、この暑さでは
連れて出てもね・・。」と言うと、時間を見て「わたし入れますよ」と
言ってくれた。
他の仕事も有りそうだったので、浴室を使わせてもらう事にした。
「ありがとう。」「気持ちよい」と母は、幾度も言った。
入浴後、責任者の看護婦さんが用があってやってきた。
この所の母の様子などを話してくれた。
その中で、驚く事があった。
なんと、母がビールを飲んだと言うのだ。
「えっ?」と聞き返すと、お祭りで、みんなが飲む時母にもコップを
渡したら、乾杯の前に一気にぐびぐびと飲み「もう1ぱい」と言ったと
言う。職員も、酔ってしまった母をみて、「麦茶」に変えてみたが、
「アルコールが入って居るのがいい」と言ったと言うのだ。
若いころ、家族がビールを飲んでいると「私も少し貰う」と飲んだり
したが、お代わりするほど飲んだりしてないし、最近は、安眠出来れば
いいなとビールや梅酒などを勧めても「アルコールが入っている」と
いって、口にするのを嫌がっていたのだった。
だから、本当に、驚いた。
デイの忘年会でも、飲んだと聞いたことがあるので、「そうなんだ。」
と思った。きっと、わーっという雰囲気で飲むのだろうな。
それも、いいね。と思った。
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