母のタイムスリップ日記
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母が施設に入り、私の生活の中の変化の1つに、
睡眠途中で、起こされなくなった事がある。
最終トイレ誘導が、午前1時前後、私も其れを機に、
眠りに入った。
でも、母は、2時から3時、若しくは、5時前後に
「お腹が痛いよ」とか、「おかあちゃん」とか叫び
その声で目覚めてしまった。
始めのころは、「静かにしてね。皆眠っているから」
とか、「怖い夢見た?」とか優しく対応してた。
でも、長く続くうち、もう、機械的にさっと飛び起きて、
トイレへ連れて行ったり、背中をとんとん叩いて、
眠りへ誘導した。毎日続けば、疲れもたまり、その後も、
コテッと寝てしまった。
時には、目も覚めなくて、夫より「ばあさん、泣いてるぞ」
と起こされたりする始末だった。
朝用のお目座に、飴を2・3個置いたりもした。
うまく行けば、飴をなめて、静かにしている事もあった。
よく、眠ってもらう為に、散歩、寝る前のストレッチ体操。
気持ちを安定させるために、歌を歌ったりも毎日続けた。
いろいろやっても、眠らなかった時には、呼ばれても、
傍に行かず、放っておいた事もある。
いつも、いつも、100パーセント満足な介護を続けることは、
とても、難しい。病気でなくともけんかしたり、言い合ったりは、
多少あるのだから、仕方ないねと自分に言い聞かせた。
結局の所、母に都合の悪い事をすれば、母は安定せず、
ますます訳がわからなり、落ち着かせるのにそれ以上の労力が
掛かってしまうのだから・・・・。
その付けは、自分に返るのだった。
今は、途中起こされる事もない・・・。
今、24時間介護で、深夜のオムツ替えをしてくれるサービス機関
があるが、そういう時って、物音で、介護者は目覚めないのかな?
と思う。どんなものだろう?
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