母のタイムスリップ日記
DiaryINDEX|past|will
金魚の水槽に入れる水草を持って施設に向かう。 おととい、ホールテーブル上にあった水槽はキッチンに移されてた。 誰かが、水槽をひっくり返したりしたかなと思った。
今日は、「おやっ」とおもうことが3つあった。 一つ目は、一人の介護士さん。 この人は、面会に行くたび入居者を入浴させている。 暑い時には、汗まみれだ。1日に何人も入浴させているのだ。 今日もそうだった。 そんな訳で、「お風呂の係りってあるのですか?」と尋ねてみた。 そういう事はなくて、「入浴のチェックをすると、今日あたりが良いな と言う日に たまたま 勤務日に当っているのです。」と笑ってらした。 ここでは、1対1の入浴だ。大きな浴槽に大勢ではいる訳でなく、 入浴ごとにお湯を替えてくれる。良い所だなと思う。 彼女の入浴に当る回数は、他の人より かなり多いと思う。
2つ目は、母と同じくらいの病の進行具合かなと思っていたFさんだが 入浴して暫くの時間を経過しているのに「ふろに入ったから、眩暈がして でも頭も洗ってすっきり。」等きちんと理解していた。 意欲は、母よりないのだが、記憶は、少し前なら思い出せるのだと知り 「おやっ」と思った。母は浴槽から出た直後で身体を自分で拭いていても 風呂入ったかな?と解らなくなってしまうのだ。
3つ目は、Hさん。(若い方) 入居してかなりの期間、表情が硬く、言葉も、3通り位しか話せなかった。 会話も行動も一方通行風だった。明らかに 他の人とは違っていた。 でも、久しぶりに会ったFさんは、職員の肩を軽くポンと叩いたり、 エレベターの前に行って「ひらけゴマ」と言ってみたり、実に楽しそうな 表情をしていた。これには、本当に驚いてしまった。 おそらく、日常の奇行は、いろいろあって職員のご苦労は目に浮かぶ。 でも、Fさんは、「安心できているのだな」と見て取れた。 私は、Fさんが、ここまで 学習できるとは思わなかった。 退行するだけだろうなと思っていたのだ。 そんな訳で、「すばらしい!」と職員の方にいったら、 「職員も、慣れてきて うまく 対応出来たのだと思います。」と言われた。 職員の人は、その変化にあまり気が付いてないようで「訪れた人が、 皆さんそう言うのですよ。」とも話されていた。 「目から鱗。」のような一日だった。
雨が強く降る日だったので、外出せずにYさん、Iさん(下の階)と母とで 暫く賛美歌を歌って、昔の話をお互い聞いてすごした。
「おやっ」のおまけ。 入居時から、母の居室に、木製のビーズを置いていたが 全く触れた気配 がなかった。おととい、カラフルなプラスチックビーズを足して置いた。 そのビーズで、ネッツクレスを仕上げてあった。 これにも、驚いた。
|