母のタイムスリップ日記
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2002年09月07日(土) 過去、現在の混在する空間。


昨日の事。母は、夜勤に入る男子職員と玄関で出会った。
「こんにちわ」と挨拶をして、「誰?」と尋ねると「私のいとこ」と
紹介された。「じゃあ、わたしは?」と聞くと「私のおばさん」と言われて
しまった。
 母は、比較的落ち着いて 穏かなのだが、時間空間が過去も現在も入り
混じって、タイムスリップボタンが半押し状態となっている時が多い様な
気がする。
 例えば、居室で、洗濯した物を収めたり、荷物の整理をしたり、掃除を
したりと動き回っていると「あなたは、そうやって、1日中私のために
動き通しで、すまないね。少し休みなさい。」と言う。居室での、私の
すごしている時間なんて、30分足らずの事なのに・・・。
 訪ねた直後は、「あー来てくれたの」というのだけれど・・・。
数分前の記憶が消えている事は在宅していた頃から判っていたけれど、
生活を共にしている事は、ある程度本人もわかっていると私は 捉えていた。
 母は「家に帰りたい。長くお世話になったね。」と言っていた。
でも、この施設にいても「すっかりお世話になって。あなたの家は、きれいね。」と私に向かって言うのだ。

 今、振り返って見ると、どの程度の認識があったのだろうかと思う。
1年前は、スイッチの切り替わりが表情、言動である程度感じ取れていた。
入居前も感じ取れていたようにも思えのだが、正確にはわからない。
 今に限って考えると、1日中一緒ではないのでスイッチの切り替わりが
どの程度なのか はっきりとは わからない。
 やはり、ゆっくりと気が付かない位に 病が進行しているのだろうか。

幸い、こんなに忘れっぽくなっても、他の人と比べると、作業に集中出来、
穏かでいるらしい。
歩行も、まだ安心できる。
 この時期が長く続きます様にと祈るばかりだ。
 
 

 



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