母のタイムスリップ日記
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2002年09月21日(土) 足りない物は?



 施設内が静かだった。
Hさんが、一人ソファーにいた。「こんにちわ」と声を掛けると
「誰もいないねえ。あんたのおかげで目が覚めたよ。」と言われた。
「ごめんなさいね」と謝りいろいろ、話し込んだ。入浴介助していた
職員が、出てきて、母は、違うフロアでお団子作りをしていると言った。
Hさんとの話は、多少のずれが有り、繋がった話が成立しないが、Hさん
の頭に残った単語をキーポイントに、会話はつながる。
今日は、お団子がキーワードとなった。
 話が途切れた所で、母のいるフロアに行ってみた。
フロアでは、茹栗を剥くYさん 金魚をながめるFさん、だんごをこねる人
茹でる人。それぞれ作業していた。
 キッチンでは、職員が、出来ただんごを器に盛り付けていた。
どうやら、数が足りないらしく、てんやわんやだった。おやつの時間も迫り
みんな、お腹が空いているようだった。
 みかねて、助っ人に入らせて貰った。
今までは、ガードが固かったのだが、今日は違った。
お団子を同じ量に器に分けた。みたらしを作った。それを、またかける。
母は、使用済みの物を片端から洗った。
 なんとか仕上がりおやつとなった。
職員が若いと言う事もあるが、手順が悪いかな?と感じた。
 「ススキや萩等ある所 ご存知ですか?この辺無くてね。」と尋ねられた。
「私のテリトリで無いので、何処って言えないですが、あった様な気がします
よ」と返した。
おやつ後、散歩に出ると、玄関前から通り向こうにススキが見えた。
裏に回って行くと空き地にもススキがあった。「・・・・・。」
ススキを探して、車で出たらしいが あるじゃないですか・・・。
 更に歩いていたら、萩だって、咲いていた。「・・・・・。」
あまり、近隣を散策しないのかもしれないな・・・。
 母は、こういう事を一番嫌った。「指導者たるものは、きちんと計画を企て
準備をし、ネライを持ち、留意点を洗い出すべき」と言った。
仕事をしている時も厳しかったけど、痴呆になっても、デイでの作業等で、
「何を想定しているのか・・・」とこぼす時もあった。
こちらは、ハラハラしていたが、母は毅然と職員に言う時も在ったようだった
 連絡ノートに、「ご注意受けました」と書かれている事が何回かあった。
ここでも、きっと 言っているのだろうな。
 今日の作業で、「学校」と勘違いをしていたからなあ。
作業風景を写真に収めていた職員だった。
 栗剥きをしていたYさんだが、渋皮や毀れ栗で膝の上が汚れていて立ち上がれそうになかったが、職員は気が付かない。Yさんは、おろおろして・・。
みかねて、掃除機を出して吸い込んだ。Yさんもほっとしていた。
 足りないのは、人手?準備?経験?
みんな、落ち着いて過ごしていたので、今日の行事は楽しかったのだろうな。
お月見したかな?










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