母のタイムスリップ日記
DiaryINDEXpastwill


2002年10月04日(金) たった一枚のドアなのに。


 入所したばかりの頃、玄関の所で帰ると大騒ぎをしていた母たち。
でも、今、騒ぐ人は いない。
「帰る意欲」「出る気力」をなくしてしまった訳でもないようだ。

 玄関を出るとエレベターホールである。
玄関とホールの間にガラスのドアがある。
初めの内は、ドアに二重に鍵があった。
面会に行く度、こちらがドアを開けてもらえるまで苦労した。
忙しいと、直ぐに反応して貰えなかった。
 利用する者としては、隠し事があるかなと詮索したなったものだ。
今は、そのドアが今は 開放されている。
流石に夜間は 開放とは行かないが・・・。

 今も、入所者が、外に出ようとする。
内履きから、外出用の靴に履き替える。でも、ホールに出て
エレベーターを待つ間に誰かに声を掛けられ、気持ちが他に移る。
エレベーターは、ロックされていて、自由には空かないから、まず乗り
込むことはない。
 鍵と違い、閉じ込められているという感覚が無いようだ。
勿論、そればかりでなく職員の配慮もあっての事だろうが・・・。

 阻止されていると言う感覚になると反発し、開放されているような
感覚だと、順応するような気がした。
在宅で同じようには出来ないのかもしれないが・・・。
 たった、一枚のドアを開いただけの事なのだが・・不思議だ。


はな |MAILHomePage

My追加