母のタイムスリップ日記
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昨日の事。 皆がホールにいる時、F氏が不穏な言動を繰り返していた。 おそらく、誰かと話をしたいのだろうと思った。 少し、話かけてみた。訳が判らない言葉が返って来るが、「うん、うん。」 と調子を合わせた。笑顔が少し戻った。「歌でもうたおうね。何が得意かな」 と聞くと、職員が「東京音頭」と言ったので歌ってみた。F氏は、少しずつ うたいはじめた。」ついでに、踊ったりもした。(上手ではないが) すると、他の入居者も、俄然 興味を示した。 そんな訳で、職員と私とで、おそるおそる踊ってみた。 盆踊りの歌なので、ついでに、炭坑節。「ああだ。こうだ。」と皆が 乗り出した所で、職員が、それぞれに出身地を聞き、ご当地の民謡を歌った。 O氏に出身地を聞いたが、言語不明瞭でなかなか聞き取れなかった。 「私は、OOだけど、O氏は?」とゆっくり尋ねると、「OO]とはっきり 答えられた。「判った」とそこの民謡を歌い始めると、涙もろいO氏は、また ぽろぽろと涙を零した。でも、みんな 手拍子を打ち、声を合わせて歌った。 民謡なら、みんなに合わせられるなあ・・・。 きっと、踊りだって、得意な人もいるし、好きな人もいるだろうな・・・。 歌詞を忘れたって、皆の声で繋げて、手拍子があれば自然盛り上がる。
数日前、母と散歩をしている時に後ろから、母の名前を呼ぶ声が聞こえた。 こんな事は、滅多にないので振り返ると、退所したOさんと娘さんだった。 「今、家の中を 毎日 二人で整理しながら片付けている」と話してくれた。 今日は、施設下の割烹に食事に来たと言っていた。 ここまで来なくとも、いっぱいあるのに・・・。 Oさんは、我が家から徒歩5分位の所なのだ。 きっと、懐かしい気持ちになり わざわざ ここまで来たのだろうなあ。 深い話は しなかったが・・・。 ちょっと、聞いて見たいこともあるのだが・・・。 その内、その辺で出会う事を期待しつつ 別れた。
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